L’Esprit du Samurai
定理1 万物の根源は美である
前提に美の存在を仮定する。すると無矛盾性が要求され(矛盾する数学は美しくない)、論理が発生する、すなわち因果関係及び文章が発生する。美を仮定して因果関係が発生したので美より前提はない。美が全ての因である。次に美の仮定が事実である事を示す。次に無矛盾性から存在と非存在の法則、及び存在の相互法則、波動空間が導かれる。相互法則及び波動空間は存在するのは恋愛及び波動医術の存在より明らか。次に波動空間から美を導く。美とは存在、すなわち波の共振である事を導けば良い。存在の相互法則を数学的定式化を行うと二項関係が可換になった時に存在が成立するという事事である。物理的な波で言うならば、同位相の波が共振した時に存在が成立する。存在の相互法則の内容とは存在とは主客未分であり、空間的意味は事物の輪郭である。
美を最前提とした時、それは存在を最前提としたと同じである。そして、美を前提とした時、論理が発生し、存在と非存在の法則が導かれたので、存在と美は同値である。かくして、美とは存在、主客未分の事が導かれた。
美の存在を前提に置く事で波動空間が導かれ、矛盾は波の打ち消しと表現されるので、これで全現象を表現出来た。波動空間により矛盾も矛盾でなくなる。
定理2 証明とは命題が生じる因果関係の存在の有無である
この文は偽である
という自己言及のパラドックスを考える。
命題 この文は偽である
という文章は
この文章は真である、を前提含意していて
全体としては
この文は真である
と
この文は偽である
と2つの波の重ね合わせで波の打ち消しが生じている。
存在は波の共振だから、
命題 この文は偽である
は物理現象としては発現しない。
この文は偽である
という文章は意味を付加した時に矛盾が生じるが、意味を付加しない場合、ただの線の集合、落書き、絵である。そこに文章という前提と、意味という前提、構造を付加して初めて意味のある文章が出来て論理矛盾する文章の意味が出来上がる。
つまり、
私は100%完全な嘘つきだ
という状況の物理現象は存在しないから気にしなくていい。
全てに原因、論理構造がある、としてよい。
証明の有無は、命題が生じる因果関係の存在の有無である。
定理3 時間は存在しない
主客未分の時、すなわち存在が成立している時、因果関係が消滅し時間が流れない。空間の各所で存在は成立する事態はあるので、最初から時間は存在しない。時間の作用と考えられていたものは全て空間の作用である。
定理4 決定論
人間に自由意志がない事を示す。
存在を成立させなければならない
という定理により存在実感の高い方を人間は選択するが、では同じ存在実感を与えるものが二つ完全対称に並べた場合人間は選択出来ない事を示す。
右にも左にも条件を完全対称にして水の入ったコップを並べる。
存在を成立させなければならない為、水を飲まないといけない→コップを選択しなければならないが、選択出来ない。左を選ぶ時、条件が完全対称なので右も選ぶ事も生まれている。つまり選択出来ない。
選択するものが空間に完全球対称に分布した場合動けない事がわかる。
よって選択するものが完全球対称に存在しない場合、人間は動かない。
よって、
理由が無ければ人は動かない
が成立する。
これは
人が動くならば全て理由がある
と同値。
つまり人が動くのに全て原因がある為、人間の自由意志の選択には全て原因がある為、論理で定まっているので自由意志は存在しない。
よって全て決定されている。
帰結4.1 シュレーディンガーの猫について
シュレーディンガーの猫の話だが、決定論的に言えば自由意志は存在しないのだから、そもそも我々の感情も機械論的論理の産物で、我々は生きてさえいない。
そもそもこの話は、生きているの定義は何?
存在する、と定義した場合、そもそも存在はほとんど常に成立していないので生きていない。
そして、1時間後に日常的な意味での生きる死ぬは、箱内部では確定しているが、外にいる我々は中身の状態を知らないので、日常的な意味で、生きているか死んでいるか知らない、というだけでは?
帰結4.2 宿命の相手は前世でも縁が深い
形を補い合う二人ならば、役割を補い合う二人、罪も徳も共有してる二人なのだから、片方が死ぬ程辛い目に遭ってたらもう片方も同時に死ぬ程辛い目に遭っている。そのドン底で一番大切なものを知る。罪を犯すのだから、それを消化する為の徳を未来でする事になる。前世で罪と徳を共有しているのだから、それを解消する為の徳を今世でするのだ。だから、結婚相手は前世から縁が深いので、前世も結婚相手なのだ。自分が縁が深い人間は前世でも縁が深い。
定理5 この空間はエネルギー体、夢幻の揺れ動きによって決定されている
次に波動空間とは何かを考える。
波動とはエネルギーの伝搬、揺れ方である。
水に極限のエネルギーを加熱で加えた時、どのような形状も崩壊し、エネルギーそのものになる。波動とは±∞のエネルギーだ。それらが重ね合わさって存在現象が顕れる。
エネルギーの高い方に向けて存在現象は推移して行く。
Alain Delonに女が群がるのも、Audrey Hepburnに男が群がるのも、地球が人類を引っ張るのも原理は同じである。恋愛とは物理学に還元される。存在に触れる事により強烈なエネルギーを得たいのだ。
万有引力は存在を成立させなければならないのでエネルギーの高い方に引っ張られる事から生じる。
この世界は夢幻と言う光り輝くエネルギー体が揺れ動いているだけである。全現象は一意に初めから決定されている。そして夢幻を支配する演算は⊇である。美から因果関係→が生じ、波動空間から⊇が生じる為、本質は⊇と→は一致している為、これより深い空間構造は存在しない。
そして、意識とは波動、エネルギーである。イヤホンから流れる曲を口ずさむのもこの波動というエネルギーの構造である。
全ての存在物は意識を持つ。
そして無矛盾ならば全てに因果関係があるので無から有を生み出す事は出来ない。存在を成立させれば確かにエネルギーを得られるが、存在を成立させる為にエネルギーを与える必要がある。ただエネルギーの移動が起きているだけである。
±∞の数曲線の図が正しいならば、+のエネルギーを加え続け値が±∞に達した時、死者蘇生が可能となる事が予想される。